歩き遍路の必需品 靴と参拝道具の選び方
歩き遍路 経験者が語る靴のおすすめ
歩き遍路、しかも通しで歩くお遍路さんの場合、靴は非常に重要になってきます。
まず歩き遍路で歩く距離は、一般的に1,200kmとか1,400kmとか言われているので、日常生活ではありえない距離を歩くわけです。必然的にそれなりの靴が必要です。
僕は、軽登山靴をセレクトしました。
足首を保護するためしっかりとしたハイカットの靴です。確かメーカーはローバーでトルネードって靴でした。
↑どれだけこの靴に助けられたか分かりません。
お遍路さんの歩く道は、山道もあれば、延々と続くアスファルトの道もあります。山道では何度も足首をひねりそうになりましたが、こいつが守ってくれました。アスファルトの道でも歩きにくさは感じませんでした。
終わったころには、新品だった靴のソールは溝が無くなっていました。新品だった靴は、靴ずれの巣窟となり、夜ごと指の水膨れを潰したものです。
靴ずれの対策に、針と糸、市販の靴ずれ保護パットなども持っていると便利です。歩き遍路にとって靴は信頼のおける相棒でなければなりません。靴だけはケチってはいけません。高くても自分に合った靴を選びましょう。
僕の会ったお遍路さんは、登山靴やトレッキングシューズをはいてる方が多かったです。
札所への参拝道具と装束について
歩き遍路として、四国を回る上で必要なものがあります。その前に、お寺へ参拝するのかしないのか、、、そこを決めましょう。
純粋にトレッキングとしてお遍路をする場合、参拝道具は必要ではなくなるものです。極稀にそんな方もいらっしゃいました。ここでは、札所へ参る前提で準備しなければいけないものを紹介します。
持ち物:数珠・納経帳・納札・経本・お線香・ローソク・杖
以上が、札所へ参拝する上で必要だと思う道具です。
ただ、白衣、輪袈裟、菅笠、杖は、その人の考え方次第で、どちらでも良いです。
菅笠ではなく、タオルを巻いている人もいれば、ハットで歩いている方もいました。杖の替わりにストックを持っている方もいたし、白衣ではなくアウトドアウエアの歩き遍路さんもいました。
考え方次第ですが、僕個人としては、全部持っていて悪いことはありませんでした。
例えば、白衣を着ていることで歩いていても四国の人に不審な目で見られることはありません。お遍路さんだと間違いなく分かりますからね。
以上の遍路道具は、今ではインターネットで買えます。できるなら事前に準備しておいた方が良いでしょう。賛否両論ありますが、1番札所で揃えることもできます。私は1番札所で一式揃えました。